立ち衿の作図と型紙



例:80サイズ


文章中の寸法はすべて80サイズの参考寸法です。他のサイズではこの寸法は調整が必要です。
「角度100度」は他のサイズも同じで大丈夫です。



衿を縫い付ける以前の写真を撮り忘れてしまいました。衿が付いた状態での写真でごめんなさい。

出来上がったブラウスの袖付け線の、どのくらいの位置に衿を付けるかを確認してピンを留めます。
80サイズのブラウスで、前身頃は肩から4.5cm(ピンクピン)、後ろ身頃は肩から3.5cm(青ピン)が目安です。
袖の上を通って、ピンからピンまでが何cmあるかをメジャーで測ります。80cmサイズで約9.0cm(ピンクピンから青ピンまで)。







前身頃と後ろ身頃の型紙に線を引きます。
前身頃の袖ぐり線の、肩線から4.5cm下がったところを点aとします。
同様に後ろ身頃の袖ぐり線の、肩線から3.5cm下がったところを点bとします。
前中心の衿ぐりと点a、後ろ中心の衿ぐりと点bを直線で結びます。(−−−−−−−−)






紙に角度100度で交差した2本の直線を引きます。
普段の生活に不要な「分度器」。お子さんの引き出しから分度器を引っ張り出してきてください(^^)


交差した点から約2.0cm下がったところでゆるいカーブを描いて、曲線の長さが9.0cmになるところを点aと点bとします。





この交差した直線と(−−−−−−)の線、、前身頃の点a同士、後ろ身頃の点b同士を重ねて、はがせるテープで留めます。





この上に別の紙を置いて、衿の形を描きます。
まず前中心線、後ろ中心線をトレースし、型紙に書いた(−−−−−−)の線、「ゆるいカーブ」をトレースします。
前中心は約1.8cm、後ろ中心は約1.5cm、中心線上に長さを取ります。


100度に交差した点と、前身頃と後ろ身頃の袖ぐりの交差した点を直線で結びます(☆=この線は裏衿の型紙を作る時に使います)。
その直線と「ゆるいカーブ」が交差した点から、上に約8.5cm(サイズにより要調整)の長さを取って、衿の頂点にします。
衿の頂点と前中心、後ろ中心を、図のようなカーブを描いてつなぎます。
点aと点bは合い印にします。



これはあくまで「たたき台」です。紙、不織布、芯を貼ったシーチングなどで
前中心を輪にしてこの形を切り、Vネックブラウスにピンで留めて形や大きさを確認してください。
本番の布で作ってからブラウスに合わないと手間と時間と布を無駄にしてしまいます。





余談ですが(^^)


衿や見返しなどは、型紙の段階で中心を輪にして、左右全体の形の型紙を作っておいたほうが
布の裁断はしやすいので、型紙を輪で取ることをお薦めします。そのやり方をこの立ち衿で説明します。



二つ折りで、衿の形をカバー出来る大きさの紙を用意します。
縫い代も加わるので、衿の大きさよりひとまわり余裕のある大きさの紙が必要です。






二つ折りにした紙の「輪」の線と、衿の型紙の前中心線をきちんと(←すごく重要)合わせます。
下になっている紙と衿の型紙がズレないように、貼ってはがせるテープで固定します。







二つ折りの紙を開いて、下側の紙のほうに衿の形をトレースします。aとbの合い印を忘れずに。






周りすべてに1.0cmの縫い代を書きます。「貼ってはがせるテープ」と元の型紙を取り除きます。






輪になっていた折り線で、紙を逆に折り返します。
つまり、下になっていた側の紙が上側になるようにします。
上側の紙と下側の紙がズレないように、平らにして衿の形のまわりをシルクピンで留めます。
(まち針よりもシルクピンのほうが平らな状態で打てるので、シルクピンをお薦めします。)」






周りをハサミで切った状態です。これで綺麗な相似形の衿の型紙が出来ました。
二つ折りの状態で、合い印にノッチ(切り込み)を入れておくと、左右ともに同じ位置に合い印が付きます。





裏衿の型紙

この立ち衿は、表衿と裏衿をナカオモテで縫い合わせ、ひっくり返して作ります。
肩の上にのっている部分は湾曲しているので、表衿が外側、裏衿が内側になり、「外のり」と「内のり」で長さが違います。
そのため、縫い代の幅を変えるだけでなく、肩の部分で裏衿を少し詰める必要があります。

表衿の型紙です。作図の時に使用した直線☆の両側に、幅0.2cmの線を引きます。
これは布の厚みによっても違うのですが、 a と b の間は大体0.3〜0.4cm。半分にして0.15〜0.2cmずつを☆線の両側に取ります。





まず前中心から線 a までをトレースします。合い印を忘れずに。





紙をずらして、線 a を線 b に重ねます。
線 b から、後ろ中心までをトレースします。合い印をつけます。






周りに幅0.8cmの縫い代をつけます。この型紙も紙を輪にして作ったほうが布の裁断はしやすいと思います。


立ち衿の作り方:写真図解

写真図解はmixiに掲載します。サイト画像の容量が足りないので、ここに載せられなくて申し訳ありません。